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【2026年版】司法書士の通信講座おすすめ10社を徹底比較!失敗しない選び方と合格率の真実

司法書士 通信講座 おすすめ記事用アイキャッチ画像

司法書士試験は合格率5%前後で推移する難関国家資格です。受験者の約20人に1人しか合格できないこの試験では、通信講座選びが合否を大きく左右します。

受講料は5万円台から50万円超まで幅があり、合格率の算出方法も講座ごとに異なるため、表面的な数字だけでは正しい判断ができません。

本記事では10社の通信講座を記述式対策・費用・サポート体制など6つの比較軸で検証し、自分の学習段階や予算に合った講座を選ぶための判断基準を提示します。

司法書士の通信講座を選ぶ前に押さえるべき3つの判断軸

通信講座選びで後悔するパターンの多くは「受講料が安かったから」「合格率が高かったから」という理由だけで選んでしまうケースです。合否を左右する判断軸は、次の3つに集約されます。

判断軸①:記述式対策の質と量

司法書士試験では択一式と記述式の両方で基準点を超えなければ合格できません。記述式は令和6年度以降、2問で140点満点と高配点になっており、合否を分ける最大の関門となっています。

実際に「択一式では合格基準を超えているのに、記述式で不合格になった」という受験生は少なくありません。通信講座を選ぶ際は、記述式対策として以下の4点が用意されているかを確認してください。

  • 添削指導の有無と回数:自分の答案を客観的に評価してもらえるか
  • 解法指導の深さ:「何を、どの順番で書くか」という思考プロセスまで指導されるか
  • 答練の回数:実戦形式で答案を書く練習機会がどれだけあるか
  • 対応科目:不動産登記法・商業登記法の両方がカバーされているか

「択一式さえ取れれば記述式は何とかなる」と考えるのは危険です。記述式は知識量だけでなく「登記申請書をどう構成するか」という実務的な判断力が求められるため、独学での対策には限界があります。

判断軸②:自分の学習段階との適合度

司法書士の通信講座には、法律知識ゼロの初学者を想定した講座と、ある程度の学習経験がある人向けの講座があります。この前提が合っていないと、基礎説明が不足して挫折するか、逆に知っている内容の繰り返しで時間を浪費することに。

自分の学習段階を把握するために、以下のチェックリストを活用してください。

  • 法律の勉強は今回が初めてである
    初学者向け講座を選ぶ
  • 行政書士や宅建など他資格の学習経験がある
    初学者向け or 中上級向けを検討
  • 司法書士試験の過去問を解いて正答率50%以上を取れる
    経験者向け講座が候補
  • 記述式の答案を自力で書いたことがある
    記述式強化型を含めて検討

初学者がいきなり経験者向けを選ぶと、条文や制度の前提説明が省略されており、途中で理解が追いつかなくなります。一方、受験経験のある人が基礎から始める講座を選ぶと、既に習得済みの内容に時間を取られ、合格が遠のく結果に。

判断軸③:学習を継続できる仕組みの有無

司法書士試験は合格までに平均2〜3年を要する長期戦です。どんなに教材の質が高くても、途中で学習をやめてしまえば意味がありません。

挫折を防ぐためには、通信講座に以下のような「続ける仕組み」が組み込まれているかを確認する必要があります。

仕組み効果確認ポイント
質問制度疑問点を放置しない回数制限の有無、回答の速さ
添削指導弱点を客観的に把握添削回数、フィードバックの質
カウンセリング学習計画の修正、不安の解消講師が対応するか、スタッフか
進捗管理機能遅れを可視化、ペース維持アプリの有無、スケジュール機能
スマホ対応スキマ時間の活用動画DL、バックグラウンド再生

「講義動画が見やすい」「テキストが分かりやすい」だけでなく、2〜3年間モチベーションを維持しながら学習を続けられる環境かどうか。これが講座選びの隠れた重要基準です。

【簡易診断】あなたに合った司法書士通信講座タイプが分かるYes/Noチャート

「結局どの通信講座を選べばいいのか分からない」という状態を解消するために、4つの質問で自分に合った講座タイプを絞り込める簡易診断を用意しました。

Q1
法律の勉強は初めてですか?

この診断はあくまで目安です。最終的には各講座の無料体験や資料請求を活用して、講師との相性やテキストの見やすさを自分の目で確認することをおすすめします。

司法書士のおすすめ通信講座10社を比較【一覧表】

ここからは、司法書士試験対策の通信講座10社を一覧で比較します。料金・合格実績・記述式対策・サポート体制の4軸で整理しましたので、まずは全体像を把握してください。

スクロールできます
講座名初学者向け最安料金
(税込)
合格率・実績記述式対策質問制度合格特典
アガルート162,800円〜合格率28.6%
(令和7年度)
添削あり・解法講座あり250回まで無料全額返金 or お祝い金3万円
スタディング49,500円〜合格者47名
(令和7年度)
コンプリートで添削あり有料オプションお祝い金1万円
伊藤塾458,000円〜合格者の56%が伊藤塾生体系的カリキュラム回数無制限なし
フォーサイト107,800円合格率33.33%
(2024年度)
基礎+過去問対策回数制限ありAmazonギフト2,000円
LEC478,000円〜一発合格者209名
(累計)
答練・模試充実教えてチューターなし
TAC495,000円〜合格率31.8%〜33.3%網羅率95%教材質問カード制なし
クレアール187,200円〜
(割引後)
非公表添削+答練あり回数無制限お祝い金あり
ユーキャン169,000円非公表添削課題11回メール質問可なし
東京法経学院173,250円〜14年間平均合格率25.49%※答練あり質問フォーム全額返金制度
辰巳法律研究所503,240円〜非公表記述式・実務重視メール質問なし

※料金は2026年3月時点。キャンペーンや時期により変動する場合があります。
※東京法経学院の合格率は名古屋校の通学全日制データ。通信講座単体の合格率は非公表。

「一覧表だけでは自分に合った講座を選びきれない」と感じるのは自然な反応です。この表はあくまで全体像の把握が目的であり、ここから先の各社詳細レビューで自分の学習段階や重視ポイントに照らし合わせて2〜3社に絞り込んでください。

司法書士のおすすめ通信講座10社の特徴と評価

一覧表で全体像をつかんだところで、各講座の具体的な特徴を掘り下げていきます。料金だけでなく、記述式対策やサポート体制、教材の質まで含めて確認してください。

アガルート|合格率28.6%と充実サポートのバランス型

アガルート公式キャプチャ
アガルートの基本情報
初学者向け料金入門総合講義:162,800円
入門カリキュラムフル:294,800円〜349,800円
合格率28.6%
(令和7年度・有料受講生対象)
記述式対策段階的な記述式解法講座、添削あり
質問制度オンライン質問サービス
(250回まで)
合格特典全額返金 or お祝い金3万円
公式サイトhttps://www.agaroot.jp/

アガルートは、令和7年度の受講生合格率28.6%(全国平均の約5.5倍)を記録した通信講座です。合格率の算出は有料受講生を対象としたアンケートに基づいています。

記述式対策では、4ステップで解法を習得できるカリキュラムが特徴。記述式に苦手意識がある受験生でも、段階を踏んで自然に答案を書けるよう設計されています。

サポート面ではオンライン質問サービス「KIKERUKUN」で講師に直接質問できるほか、月1回のホームルーム動画で法改正情報や学習上の悩みに対応。学習サポーター制度では月1回、15分程度の電話相談も可能です。

合格特典として「受講料の全額返金」または「お祝い金3万円」から選択できる点も、受講のハードルを下げる要因になっています。

社会人の学習イメージ(2年計画の場合)

朝の通勤30分で講義動画を倍速視聴し、昼休みにスマート問題集で復習。帰宅後はテキストで記述式の解法トレーニングを1時間。1日3時間ペースで進められる設計です。

注意点

テキスト量と動画講義(約400時間)がやや多めのため、学習ペースの管理が必要です。ただし2倍速視聴にも対応しており、講師が試験に出にくい部分を明示してくれるため、実際の学習負担は見た目ほど重くありません。

マナベル

記述式対策を重視したい人、質問制度を積極的に使いたい人、合格特典でコスパを高めたい人におすすめです。

スタディング|49,500円〜の圧倒的コスパでスマホ学習に特化

スタディング公式キャプチャ
スタディングの基本情報
初学者向け料金ミニマム:49,500円
スタンダード:89,100円
コンプリート:99,000円
合格実績合格者47名
(令和7年度)
記述式対策コンプリートコースで添削あり
質問制度有料オプション
(学習Q&Aチケット)
合格特典お祝い金1万円
公式サイトhttps://studying.jp/

スタディングの最大の強みは、司法書士試験の通信講座として最安水準の受講料です。最も安いミニマムコースは49,500円、記述式添削まで含むコンプリートでも99,000円で受講できます。

スマホでの学習を前提に設計されており、講義動画は1回30分程度にまとめられています。通勤時間やスキマ時間に無理なく学習を進められるため、まとまった勉強時間の確保が難しい社会人に最適。

AIを活用した学習サポートも特徴の一つです。受講生の理解度をAIが分析し、苦手分野を自動で抽出して復習問題を提示する機能があります。

社会人の学習イメージ

通勤電車で30分の講義動画を視聴し、駅のホームでスマート問題集を5問。昼休みにAI復習問題を10分。スキマ時間だけで1日1時間の学習が積み上がります。帰宅後に記述式の対策を加えれば、1日合計2〜3時間を無理なく確保できる計算です。

注意点

質問は有料オプション(学習Q&Aチケット)が必要です。講義のボリュームは他講座と比べて少なめのため、市販の過去問集やテキストを併用した方がよいケースもあります。

基礎知識のない初学者の場合、講義だけでは理解が追いつかない部分が出てくる可能性がある点は事前に認識しておいてください。

マナベル

費用を抑えたい人、スマホ中心で学習を完結させたい人、スキマ時間をフル活用したい社会人におすすめです。

伊藤塾|合格者占有率56%以上の圧倒的実績

伊藤塾公式キャプチャ
伊藤塾の基本情報
初学者向け料金スタンダードコース:499,000円
スリーステップコース:529,000円
合格実績令和5年度合格者695名中419名(約56%)が伊藤塾生
記述式対策理論理解+記述を一貫して学べる構成
質問制度マイページから24時間質問可・回数無制限
合格特典なし
(不要講座の返金制度あり)
公式サイトhttps://www.itojuku.co.jp/index.html

伊藤塾は1995年開校の歴史あるスクールで、法律系資格の指導において圧倒的な実績を持っています。司法書士試験では合格率ではなく「合格者の占有率」を公表しており、令和5年度の最終合格者695名のうち約56%にあたる419名が伊藤塾の受講生でした。

教材制作経験10年以上の専門スタッフが毎年テキストを改訂しており、法改正にも確実に対応。「伊藤メソッド」と呼ばれる独自カリキュラムでは、法律の体系的な理解からインプットとアウトプットの反復までが一貫して設計されています。

サポートは質問制度に加え、電話やZoomでのカウンセリング制度も用意。講師は全員が合格者で構成されており、指導経験も10年以上のベテラン揃いです。

注意点

受講料は50万円前後と高額です。合格特典(全額返金等)はないため、費用面の負担は他講座より大きくなります。

ただし「最終合格者の半数以上が利用している」という実績は、費用対効果を考える上で無視できない数字ではないでしょうか。

マナベル

法律を基礎から体系的に理解したい人、実績と歴史のある予備校で学びたい人、手厚いサポートを重視する人におすすめです。

フォーサイト|合格率33.33%とフルカラーテキストの初学者向け講座

フォーサイト公式キャプチャ
フォーサイトの基本情報
初学者向け料金バリューセット:107,800円
基礎講座:76,800円
合格率33.33%
(2024年度・全国平均の6.31倍)
記述式対策基礎講座+過去問講座のセット
質問制度eラーニング「ManaBun」から質問可
(回数制限あり)
合格特典Amazonギフトコード最大2,000円分
公式サイトhttps://www.foresight.jp/

フォーサイトは「満点主義」ではなく「合格点主義」を掲げ、合格に必要な内容だけを凝縮したカリキュラムが特徴です。2024年度の受講者合格率は33.33%で、全国平均の6.31倍という数字を出しています。

教材はフルカラーテキストで、図解やイラストを多用した視覚的に理解しやすい設計。法律学習が初めての人でも抵抗なく取り組めるよう工夫されています。eラーニングシステム「ManaBun」ではスケジュール作成やチェックテストなどの機能も利用可能です。

講義は専用スタジオで制作されており、1回15分以内に凝縮。PCだけでなくスマホやタブレットにも対応し、最短6ヶ月での合格を目指すスピード感も魅力です。

注意点

コースは1種類(バリューセット)のみで、初学者と経験者の区別がありません。記述式対策の深さは他の専門講座と比較すると限定的なため、記述式を重点的に強化したい経験者には物足りない可能性があります。

マナベル

フルカラーの見やすいテキストで学びたい初学者、最短ルートで合格を目指したい人、費用を10万円前後に抑えたい人におすすめです。

LEC|40年の実績と「ブレークスルーテキスト」の総合型予備校

LEC公式キャプチャ
LECの基本情報
初学者向け料金新15ヵ月合格コース:478,000円〜538,000円(通信Web)
合格実績一発合格者209名
(2011〜2024年累計)
記述式対策答練・全国模試・記述解法講座
質問制度教えてチューター
(専門スタッフが回答)
合格特典なし
(不要講座の返金制度あり)
公式サイトhttps://www.lec-jp.com/

LECは40年以上にわたる司法書士試験の指導実績を持つ大手予備校です。通学と通信の両方に対応しており、全国に約45校の校舎を展開。通信受講者でもTAC校舎の自習室を利用できる点が他のオンライン専門講座にはない強みとなっています。

オリジナル教材「ブレークスルーテキスト」は、基礎から書式対策まで必要な情報を1つのテキストに凝縮した人気教材。受験生から「バイブル」と称されることもあります。

講義と過去問演習が連動した構成で、インプットからアウトプットまでオールインワンで完結。追加講座を申し込む必要がない点も、費用面での安心感につながっています。

注意点

受講料は高額の部類に入ります。合格特典(全額返金等)がないため、費用負担は大きくなります。通信講座専門の予備校と比較すると、スマホ学習の操作性はやや劣る面も。

マナベル

通学と通信を併用したい人、自習室を使いたい人、大手予備校の安心感を重視する人におすすめです。

TAC(Wセミナー)|オートマシステムと通学併用の確実派向け

TAC公式キャプチャ
TACの基本情報
初学者向け料金山本オートマチック:495,000円
入門総合本科生:583,000円
合格率31.8%〜33.3%
(本科生カリキュラム修了者)
記述式対策出題網羅率95%以上のオリジナル教材
質問制度質問カード制
合格特典なし
公式サイトhttps://www.tac-school.co.jp/index.html

TACは山本浩司先生の「オートマチックシステム」が評判の予備校です。法律を暗記ではなく理解しながら学ぶ独自の学習法で、知識を自然に記憶に定着させることを目指しています。受験本のベストセラー著者でもある山本先生の講義を受けられる点は大きな魅力。

出題網羅率95%以上を誇るオリジナル教材では、過去問だけでなく今後出題が予想される「未出問」まで提供。「これ1つで試験対策が完結する」という安心感があります。

通学と通信の両方に対応し、全国に約33校の校舎を展開しています。通信受講者もスクーリング制度でライブ講義に参加できるなど、柔軟な学習スタイルを実現。

注意点

受講料は50万円前後と高額です。学習量が多めのため、計画的に取り組める人向け。

マナベル

「理解型」の学習法で確実に知識を定着させたい人、山本先生のオートマシステムに興味がある人、通学オプションも使いたい人におすすめです。

クレアール|「非常識合格法」で重要論点に集中する効率型

クレアール公式キャプチャ
クレアールの基本情報
初学者向け料金1年スタンダードコース:360,000円
(割引後187,200円〜)
合格実績非公表(合格体験記多数)
記述式対策添削+答練あり
質問制度メール・FAXで回数無制限
合格特典お祝い金制度あり
公式サイトhttps://www.crear-ac.co.jp/

クレアールは「非常識合格法」という独自メソッドを掲げ、出題頻度の高い重要論点に学習を集中させるスタイルが特徴です。すべてを網羅するのではなく、合格に必要な範囲を効率よく押さえたい社会人受験生に向いています。

「民法と不動産登記法」「商法と商業登記法」のように実体法と手続法を一体的に学習できるカリキュラムで、科目間のつながりを理解しやすい構成です。

安心保証プラン(+5万円)を付けると、不合格の場合でも1年間の受講延長が可能。一発合格した場合は保証分の5万円が返金されるため、リスクを抑えた受講ができます。

注意点

定価は高めですが、随時割引キャンペーンが実施されており、実質的な受講料は10万〜20万円台になることが多い傾向です。ただしコースや価格が頻繁に更新されるため、申込時に最新情報の確認が必要です。

マナベル

学習時間に制限がある社会人、重要論点に集中して効率よく合格したい人、保証付きで安心して受講したい人におすすめです。

ユーキャン|受講生の85%が初学者の安心設計

ユーキャン公式キャプチャ
ユーキャンの基本情報
初学者向け料金169,000円
(分割:月9,500円×18回)
合格実績非公表
記述式対策添削課題11回
質問制度メール・郵便で質問可
合格特典なし
公式サイトhttps://www.u-can.co.jp/

ユーキャンは通信講座業界で高い知名度を持ち、受講生の85.4%が法律学習の初学者です。「合格に的を絞る」カリキュラムで、全体の7割以上を占める主要4科目に学習リソースを集中させています。

標準学習期間は15ヶ月で、最初の11ヶ月をかけて主要4科目をじっくり学ぶ設計。全11回の添削課題で知識の定着を確認しながら進められます。受講期間終了後も筆記試験実施月まで指導サポートが延長される点は安心材料です。

コースは1種類のみでシンプル。教材はイラスト豊富なテキストに加え、デジタルテキストにも対応しておりスマホでの学習も可能です。

注意点

合格率や合格者数は非公表です。記述式対策は添削課題として組み込まれていますが、記述式に特化した深い指導は他講座に劣る面があります。

マナベル

法律学習が完全に初めての人、シンプルな講座構成を好む人、知名度のある講座を選びたい人におすすめです。

東京法経学院|不動産登記法に強い老舗予備校

東京法経学院公式サイトイメージ画像
東京法経学院の基本情報
初学者向け料金新・最短合格講座:173,250円〜(音声DL)
合格実績直近14年間の平均合格率25.49%(通学全日制)
記述式対策答練あり
質問制度質問フォームから質問可
合格特典合格者全額返金制度
公式サイトhttps://www.thg.co.jp/

東京法経学院は不動産登記法を中心とした指導に定評がある老舗予備校です。司法書士試験を主要事業として長年取り組んでおり、登記実務に即した視点での指導が強みとなっています。

初学者向けの「簗瀬徳宏の司法書士 新・最短合格講座」は、直近14年間の受講者合格率が25.49%と安定した実績を持っています。テキストは紙ベースで、直接書き込みができるタイプ。初学者でも理解しやすいよう細かい部分まで解説されています。

合格特典として「合格者全額返金お祝い制度」が用意されており、条件をクリアすれば受講料が全額戻ってきます。合格へのモチベーション維持に直結する制度です。

注意点

通信講座の合格実績(25.49%)は名古屋校の通学全日制のデータであり、通信講座のみの合格率は公表されていない点に留意が必要です。

マナベル

不動産登記法を重点的に対策したい人、紙テキスト中心で学びたい人、合格時の全額返金に魅力を感じる人におすすめです。

辰巳法律研究所|一発合格メソッドと記述式重視の実践派

辰巳法律研究所公式サイトイメージ画像
辰巳法律研究所の基本情報
初学者向け料金リアリスティック一発合格松本基礎講座:544,592円〜
合格実績非公表(合格体験記あり)
記述式対策登記実務・記述式に重点を置いた指導
質問制度メール質問(2〜3日で回答)
合格特典なし
公式サイトhttps://www.tatsumi.co.jp/

辰巳法律研究所は「リアリスティック一発合格講座」を看板講座とし、司法書士試験の一発合格を正面から掲げている予備校です。学習期間を8ヶ月〜20ヶ月と幅広く設定できるため、自分のライフスタイルに合わせた受講が可能。

講師自身がテキストを作成しており、過去問を徹底分析した無駄のない内容です。テキストとレジュメだけを完璧にすれば試験対策が完結するよう設計されています。

サポート面では講座専用クラスマネージャーが配置され、学習以外の相談にも対応。通学と通信の相互乗り入れ制度があり、通信受講者でもライブ講義に参加可能です。

注意点

今回比較した10社の中で最安値が最も高い講座です。受講料は50万円〜と高額であり、予算に余裕がない場合は他の講座の検討が現実的です。

マナベル

一発合格を目指す人、ライフスタイルに合わせて学習期間を調整したい人、実務を意識した学習を好む人におすすめです。

合格率の数字に騙されないための正しい読み方

通信講座を選ぶ際、「合格率〇〇%」という数字は大きな判断材料になります。しかし、この数字の算出方法は講座ごとに異なるため、単純な数字比較には注意が必要です。

合格率を公表している講座と非公表の講座の違い

2026年3月時点で、受講生の合格率を具体的な数字で公表しているのは以下の3講座です。

講座名合格率算出基準
フォーサイト33.33%2024年度受講者
TAC31.8%〜33.3%本科生カリキュラム修了者
アガルート28.6%有料受講生のアンケート回答

一方、伊藤塾は「合格者占有率」(全合格者に占める自社受講生の割合)を、スタディングやLECは「合格者数」を公表しており、合格率とは異なる指標を用いています。

合格率を非公表にしている講座が「実績が劣る」とは限りません。司法書士試験は合格者数自体が年間700名前後と少なく、統計的に意味のある合格率を算出するには相応の受講生数が必要になるためです。

合格率を比較するときに確認すべき3つのポイント

合格率の数字を鵜呑みにしないために、以下の3点を必ず確認してください。

① 対象者の範囲
「有料受講生のみ」を対象としているのか、「無料体験者」や「資料請求のみの人」も含んでいるのかで数字は変わります。対象を厳格に絞っている方が、より実態に近い数字と判断できます。

② カリキュラム修了者に限定しているか
途中で学習をやめた受講生を含むか含まないかで、合格率は大きく変動します。「カリキュラム修了者」に限定した数字は、最後まで学習を続けた場合の合格可能性を示しているもの。

③ 受講年度と試験年度のずれ
司法書士試験は2〜3年かけて合格する人が多いため、「令和7年度の合格者」が「令和5年度に受講を開始した人」というケースもあります。年度の対応関係が明確かどうかを確認してください。

「合格率が最も高い講座を選べば間違いない」という考え方は単純すぎます。合格率はあくまで一指標であり、自分の学習段階やライフスタイルとの適合度の方が、実際の合否には影響が大きいのです。

受講料だけでは分からない「実質コスト」の比較

通信講座の費用比較では、公式サイトに掲載されている受講料だけを見ても判断できません。受講開始後に追加で発生するコストを含めた「実質コスト」を把握することが、予算オーバーの防止につながります。

見落としがちな追加コスト5つ

追加コスト該当する講座例目安金額
質問オプション費スタディング
(学習Q&Aチケット)
数千円〜
冊子テキスト購入費スタディング
(冊子版オプション)
29,800円
模試・答練の追加費用単科講座のみの受講時数万円
受講期間延長費用クレアール(安心保証+5万円)など3万〜5万円
市販教材の補足購入費ボリュームが少なめの講座5,000〜2万円

受講料が安い講座でも、質問や冊子テキストを追加すると最終的な支出が膨らむケースがあります。逆に受講料が高めの講座は、模試や答練、質問制度がすべて含まれた「オールインワン」であることが多い傾向です。

分割払いに対応している講座も多く、一括で支払えない場合の選択肢になります。ユーキャンは月9,500円×18回(総額171,000円)、スタディングは月々3,600円〜の分割に対応。

ただし分割時は総額が一括より数千円〜数万円高くなるケースがあるため、利用前に金利・手数料を含めた総支払額を確認してください。

合格特典・返金制度を含めた実質コスト比較表

合格時の特典まで含めると、実質的な費用負担は変わってきます。コスパを正しく判断するには、受講料だけでなく合格特典・返金制度まで含めた「実質負担額」を比較する必要があります。

講座名受講料(税込)合格特典実質負担(合格時)
アガルート
(カリキュラムフル)
294,800円〜全額返金実質0円(条件あり)
東京法経学院173,250円〜全額返金実質0円(条件あり)
スタディング
(スタンダード)
89,100円お祝い金1万円79,100円
フォーサイト107,800円Amazonギフト2,000円105,800円
クレアール(割引後)187,200円〜お祝い金あり

※全額返金には合格証の提出やインタビューへの協力など、各講座で定められた条件があります。申込前に必ず条件を確認してください。

また、教育訓練給付制度(受講費用の20%、上限10万円が支給)の対象講座として、LECやTACが該当します。

ただしアガルートやスタディングは現時点で対象外のため、利用を検討している場合は各講座の公式サイトで最新の対応状況を確認してください。

記述式対策で差がつく通信講座の選び方

司法書士試験で最も対策が難しく、かつ合否を分けるのが記述式試験です。通信講座の記述式対策の質は、講座間で大きな差があります。

記述式が合否を分ける理由

記述式試験では、不動産登記法・商業登記法の事例を読み取り、必要な登記申請書を時間内に作成する力が求められます。令和6年度以降は2問で140点満点と配点が大幅に引き上げられ、試験全体(350点満点)の40%を占めるようになりました。

択一式で基準点を超えていても、記述式で基準点に達しなければその時点で不合格。「択一は安定して取れるが記述式で落ちる」という受験生は多く、記述式対策の充実度が講座選びにおいて最も重要な判断基準の一つです。

独学で記述式を対策する場合、最大の問題は「自分の答案が合格水準に達しているかを客観的に判断できない」こと。書き方の癖や論点の見落としは、第三者の添削を受けなければ気づけないケースが多いのです。

たとえば不動産登記法の記述式では、「所有権移転登記」と「抵当権設定登記」を連件申請する問題が頻出します。登記の目的・原因・申請人の記載を一つでも誤ると減点対象になりますが、独学では「どこが減点されるのか」が見えにくい。

添削を受けることで初めて「申請人の記載順序を間違えている」「登記原因証明情報の添付が漏れている」といった実戦的なフィードバックが得られます。

各講座の記述式対策を4項目で比較

講座名添削指導解法講座答練回数特記事項
アガルートあり4ステップ解法あり段階的に記述力を養成
LECあり記述解法ベースアップ講座複数回答練+全国模試で実力確認
伊藤塾あり理論と記述を一貫指導あり体系的な記述式カリキュラム
TACあり山本先生の解法指導あり出題網羅率95%の教材
クレアールあり添削サービス付きあり記述式ハイパートレーニング
スタディングコンプリートのみ記述式対策講座限定的コース選択で対応範囲が変わる
フォーサイト限定的基礎+過去問限定的初学者向けの基礎的対策
ユーキャン添削課題に含む書式集・問題集11回主要科目中心
東京法経学院あり答練中心あり不動産登記法に強み
辰巳法律研究所あり実務重視の指導あり記述式・登記実務に定評

記述式対策を最重要と考える場合、添削指導の回数が多く、解法プロセスまで指導してくれる講座を選ぶのが合格への近道です。具体的にはアガルート、LEC、伊藤塾がこの観点で評価が高い講座です。

司法書士試験の概要と合格までのロードマップ

通信講座を選ぶ前に、司法書士試験の全体像と合格までに必要な期間を把握しておくことで、学習計画の精度が上がります。

司法書士試験の試験科目と配点バランス

司法書士試験は筆記試験(午前の部+午後の部)と口述試験で構成されています。筆記試験の内容は以下のとおりです。

試験区分科目出題形式配点
午前の部憲法、民法、商法、刑法択一式35問105点
午後の部不動産登記法、商業登記法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、供託法、司法書士法択一式35問+記述式2問択一105点+記述140点

主要4科目(民法、商法・会社法、不動産登記法、商業登記法)の配点は全350点中約299点で、全体の約85%を占めます。 この4科目を中心に学習リソースを配分するのが、合格への基本戦略です。

合格には午前の部・午後の部の択一式、記述式のそれぞれに設けられた基準点を全てクリアし、かつ総合点が合格点以上であることが必要です。いずれか1項目でも基準点に達しなければ、他の成績に関係なく不合格となります。

合格率の推移と合格者の傾向

年度受験者数合格者数合格率
2025年(令和7年)14,418名751名5.2%
2024年(令和6年)13,960名737名5.3%
2023年(令和5年)13,372名695名5.2%
2022年(令和4年)12,727名660名5.2%
2021年(令和3年)11,925名613名5.1%
2020年(令和2年)11,494名593名5.2%
2019年(令和元年)13,683名601名4.4%

過去7年間の合格率は4.4%〜5.3%の範囲で推移しており、毎年600〜750名前後が合格しています。合格者の約2/3は30〜40代で、20代の合格者は全体の1割程度。男女比は男性が約7割を占めますが、近年は女性の受験者・合格者も増加傾向にあります。

司法書士試験は「相対評価」方式のため、明確な合格点が事前に決まっていません。上位数%に入ることが合格条件であり、受験者全体のレベルが高い年ほど合格点が上がる仕組みです。

合格に必要な勉強時間と社会人の学習スケジュール例

司法書士試験の合格に必要な勉強時間は約3,000時間が目安です。行政書士試験(600〜800時間)の約4〜5倍、宅建(300〜400時間)の約8〜10倍に相当します。この数字を学習期間ごとに換算すると以下のようになります。

学習期間1日あたりの勉強時間想定ライフスタイル
3年平日2〜3時間+休日4〜5時間仕事と両立する社会人
2年平日3〜4時間+休日5〜6時間ある程度の自由時間がある社会人
1.5年平日4〜5時間+休日6〜8時間学習に集中できる環境の人

社会人の1日の学習フロー例(2年計画の場合)

時間帯学習内容所要時間
通勤中(行き)スマホで講義動画を視聴(倍速)30分
昼休み一問一答やスマート問題集20分
通勤中(帰り)講義動画の続き or 音声学習30分
帰宅後テキスト学習+過去問演習2時間
合計3時間20分

通信講座を活用すれば、通勤時間や昼休みなどのスキマ時間も学習に充てられるため、「まとまった時間が取れない」という社会人の課題を解決しやすくなります。

「合格率5%の試験に通信講座だけで太刀打ちできるのか」という不安は多くの受験生が抱くものです。しかし、合格者の約2/3は30〜40代の社会人であり、その多くが通信講座を活用して合格を掴んでいます。

合格率5%は「受験者全体」の数字であり、カリキュラムを最後まで修了した受講生に限れば、各講座が公表する合格率は25〜33%に跳ね上がります。

通信講座の体系的なカリキュラムと記述式の添削指導を活用すれば、独学よりも格段に合格可能性を高められるのです。

司法書士の通信講座に関するよくある質問

司法書士の通信講座を検討する段階で、多くの人が抱く疑問をまとめました。

司法書士は独学でも合格できますか?

不可能ではありませんが、合格率5%前後の試験で独学合格は極めて困難です。

独学の最大の障壁は「記述式の答案を客観的に評価できない」「法改正への対応を自力で行う必要がある」の2点。通信講座を活用した場合、合格までの期間を短縮できる可能性が高まります。

実際に司法書士試験の合格者アンケートでは、通信講座や予備校を活用した人が全体の多数を占めています。

法律初学者でも通信講座についていけますか?

初学者向けに設計された講座を選べば、問題なく取り組めます。

受講生の85%以上が初学者という講座もあり、法律用語を日常の言葉に置き換えて解説する講義、図解やイラストを多用したテキストが用意されています。

ただし、すべての講座が初学者前提ではないため、自分のレベルに合った講座かどうかを事前に確認することが重要です。

司法書士の通信講座の費用相場はどのくらいですか?

最安値はスタディングの49,500円(ミニマムコース)。

標準的な初学者向けコースは15万〜35万円程度、大手予備校のフルコースは40万〜60万円が相場です。

受講料だけでなく、質問オプション費や追加教材費、模試代などの「隠れコスト」も含めて総額を把握することが判断ミスの防止になります。

仕事しながらでも通信講座で合格できますか?

合格者の約2/3が30~40代の社会人であり、仕事と両立して合格を勝ち取っています。

通信講座はスマホ学習・倍速再生・音声ダウンロードなどに対応しているため、通勤時間や昼休みを学習に充てることが可能。

平日2〜3時間+休日4~5時間のペースで3年計画を立てると、無理なく3,000時間の学習を積み上げられます。

通信講座で記述式対策は十分にできますか?

添削指導や記述式専用の解法講座を備えた通信講座であれば、十分に対策可能です。

独学で記述式に伸び悩んでいた受験生が、通信講座の添削を受けて合格するケースは多くあります。

ただし、添削の回数やフィードバックの質は講座によって異なるため、記述式を重視する人は事前に対応内容を確認してください。

教育訓練給付制度が使える講座はどこですか?

LECやTACの一部コースが一般教育訓練給付金の対象となっています。

受講費用の20%(上限10万円)が支給される制度で、雇用保険の被保険者期間が一定以上あることが要件です。アガルートやスタディングは現時点で対象外。

利用を検討する場合はハローワークで受給資格を事前に確認し、対象講座かどうかを各公式サイトでチェックしてください。

合格特典や返金制度がある通信講座はどこですか?

主な合格特典・返金制度のある通信講座は「アガルート」「東京法経学院」など。

講座名特典内容主な条件
アガルート全額返金 or お祝い金3万円合格証の提出、インタビューへの協力など
東京法経学院全額返金所定の条件をクリア
スタディングお祝い金1万円合格の報告、体験記の提出
フォーサイトAmazonギフトコード最大2,000円合格の報告
クレアール安心保証(+5万円で1年延長)不合格時に1年間再受講可。合格時は保証分返金

※条件は変更される場合があるため、申込前に必ず最新情報を各公式サイトで確認してください。

まとめ:自分に合った司法書士の通信講座を見つける3ステップ

通信講座選びで迷ったら、以下の3ステップで候補を絞り込むのが現実的です。

STEP
自分の学習段階を確認する

法律学習が初めてなのか、行政書士など他資格の知識があるのか、受験経験があるのかによって、選ぶべき講座は変わります。

初学者は基礎から体系的に学べる講座を、経験者は弱点を補強できる講座を選んでください。

STEP
記述式対策と予算のバランスで2〜3社に絞る

記述式対策の充実度と受講料のバランスを考慮して、候補を2〜3社まで絞り込みましょう。

予算15万円以下ならスタディング・フォーサイト、予算30万円前後ならアガルート・クレアール、予算50万円以上なら伊藤塾・LEC・TACが候補になります。

STEP
無料体験・資料請求で講師との相性を確認する

最終判断は、実際の講義動画やテキストを見てから行ってください。

講師の話し方や説明の仕方、テキストの見やすさには個人の好みがあるため、数字だけで判断するのではなく「自分がストレスなく学べるか」を体感で確認することが、後悔のない選択につながります。


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